23年12月に長女が誕生し、育休を取得しました。0~1カ月児の育休で何をしていたのか書いていきます。
現在3歳の長男育児で地獄を味わい「育児と仕事なら仕事の方が楽」と思っていましたが、育休のおかげで育児に対する見方が変わりました。
控えめに言って育休は最高の制度と感じています。
「男性の育休ってどんな感じ?」と思っている人の参考になればと思います。
また、取得期間で悩まれている方に育休の素晴らしさが伝わればと思います。ぼくは2.5か月取得しましたが、最長期間で申請すればよかったな、、と少し後悔しています。
育休を取ろうと思ったきっかけ
上記が主な理由です。それぞれ書いていきます。
育休がとりやすい職場環境になった
2020年10月の法改正で育休取得率が徐々に増加していき、育休取得しやすい環境となりました。(リンク:厚生労働省HP)
2020年3月に長男が生まれましたが、その時はまだ「育休を取ると昇進できない」と言う風潮があり育休取得する人はあまりいませんでした。
2023年12月に長女が誕生した頃には育休取得が浸透しおり同期や同僚など全員が育休を取得していました。
「子どもが生まれた=育休を取る」が当たり前になってきたので、「育休をとるかどうか」ではなく「何カ月育休をとるか」で悩んでいました。
会社の環境にも恵まれ育休取得することができました。
長男(3)育児で地獄を味わい、育休必須と実感した
長男の時は仕事と育児を両立しましたが控えめに言って地獄のような日々を過ごしたことで、もう1人育てるなら育休は必須だな…と思っていました。
- 睡眠時間が取れない
- 自分の時間がない
- 周りに相談できない
詳細は下記の記事で紹介してますので、よかったら見てみてください。
睡眠時間が取れないことが悪循環を招いてました
- 2人は子どもが欲しい
- またあの育児地獄を味わうのか…
2つの気持ちが戦っていましたが「育休が取れれば何とかなるだろう」と期待していました。
男性版 育休中にやったことは?
0~1カ月の期間は文字通り授乳以外すべての家事、育児をしました。
出産後の女性は全治1.5~2カ月の事故と同じくらいダメージを負っています。
男性の主体性が鍵です!
何をしていたのかざっと書いてみます。
朝:長男を起こす。朝食準備する。保育園に行く準備をする。ゴミ捨てする。長男を保育園に送っていく。洗濯ものを片付ける。床に散らばってるおもちゃを片付ける。ロボット掃除機を動かす。昼ごはん夜ご飯の献立を考えて買い出しに行く。
昼:食洗器の食器片づけ。昼ご飯を作る(自分と妻の分)。
夜:保育園の迎えに行く。夜ご飯を作る。食器を食洗器に入れてスイッチON。長男お風呂、赤ちゃん沐浴する。長男を寝かしつける。
他にも赤ちゃんが泣いたときにあやしたり、オムツを変えたり、ミルクをあげることもできるので、できる限りのことをしました。
ぼくの家では食洗器、ロボット掃除機、ドラム式洗濯乾燥機と時短家電がそろっていたので全部やっても自分の時間を確保でき、
- ソファでコーヒー飲みながら読書
- 太陽が出てる時間帯に散歩
- トレーニングして庭でゆっくりプロテインを飲む
などできました。
普段会社でマルチタスクを決まった時間でこなしているので、数日行えば家事は効率化できした。そして自分の時間もしっかり確保できるようになります。
なので、精神的には全くつらさを感じず余裕をもって育児することができました。長男育児は地獄でしたが育休育児と比較すると天と地くらい圧倒的な差があります。
育休中つらかったこと
余裕をもって育児できるのでつらさを感じないかと思っていましたが1つだけつらいことがありました。
家族以外の人との会話がめっきり減ったからです。
会社に行くと仕事の合間に同僚と雑談するなど話をする機会がありますが、育休中はほぼ家にいたため家族以外と話す機会が減りました。
長男の保育園送迎の際に「おはようございます」「こんにちわ」「ありがとうございました」しか話さない日もあります。
「会社を引退したら人と話す機会なくなるのかなぁ」、「妻に先立たれたら誰とも話さないことになるのかなぁ」と杞憂かもですが将来を想像してゾッとしました。
育休を取得してよかったこと
育休を取得してよかったことは3つあります。
余裕をもって育児できる
育児と家事に自分の全時間を投入できるので、仕事と並行した場合と比較するとかなり余裕をもって育児できます。
赤ちゃんの夜泣きやぐずりも、夫婦で交代することで
- ぐっすり睡眠し、睡眠不足を解消できる
- ゆっくり食事、お風呂にはいれる
寝不足はストレスにつながります。逆にしっかり寝ることでストレス解消します。
育児の大敵である寝不足が解消でき、結果的にストレスも減り、余裕をもって育児に臨むことができます。
仕事と育児を両立しようと思うと、夫婦どちらも寝不足になるか、どちらか片方が夜泣き対応で寝不足になり、寝不足からストレスが溜まります。
夫婦どちらも育休を取り、ストレスなく、余裕をもって育児できました。
産後の妻のサポートができる
出産を頑張ってくれた妻にしっかり回復してもらうことが大切です。
出産は全治1.5~2カ月の事故と同じくらいダメージがあると言います。
体の回復に集中してもらえるように育児/家事を全てやりました。
産後うつの原因に「慢性的な寝不足と疲労」、「家族のサポート、理解不足」があります。
要は、夫が非協力的だと産後うつになる可能性があるということなので、しっかりサポートすれば産後うつを回避できます。
妻がうつになってしまうと、その後の生活が破綻してしまうので妻のためにも自身のためにも、家事育児を主体的にやった方が得だと思います。
自分の時間も持てて、人生を考え直すきっかけになる
育休中の余裕時間で次の3点を考えました。
- 人生でやりたいことを考えた
- 職場以外の人とのつながりも作っておきたい
まず、「人生でやりたい100のこと」を考えてみました。
家族でミラコスタに泊まりたい。ハワイ旅行に行きたい。親と温泉旅行に行きたい。など、「高級なものを買いたい」は少なく、誰かと何かをしたいが多く出てきました。
両親の年齢、子供の親離れを考えると若いうちにしかできないので、「仕事だけの人生ではいかんな」とあらためて考え直しました。
また、つらかったことで上げましたが育休中は家族以外の人との会話がめっきり減りました。
今はオンラインコミュニティなどで簡単につながることができますが、全くやってこなかったので価値観のあう友人を作っていくためにもやってみようかと思っています。
友人関係を大切にして楽しい人生にしたいと感じました。
まとめ|育休は最高。最長期間での取得を推奨します
育休をとったきっかけ、実施した家事育児の内容、よかったこと、つらかったことを書いてみました。結論、育休は最高の制度でした。
育休をとろうと思ったきっかけは、次の2点です。
0~1カ月の時に実施した家事育児は、授乳以外すべてやりました。出産は全治1.5~2カ月のけがと同じくらいダメージありなので、主体的に家事育児することで妻の体のケアに努めました。
会社などに行かないと人と話す機会がめっきり減りました。
「会社を辞めたら孤独になるかも」をリアルに感じ、会社の友人や、オンラインコミュニティを利用して価値観の合う友達を作りたいと感じました。
育休中は家事育児とやることがいっぱいですが、慣れてくれば効率化できて自分の時間も確保できます。
仕事に追われているとゆっくり考える時間もありませんが、育休をきっかけに今後の何をして生きていきたいのか考え直す機会になりました。
育休は必ず取得し、期間は最長でとる。もっと長く申請すればよかったなと、少し後悔しています。
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